台湾旅行4日目(2008/04/29/火)

この日も前日と同じく、台南の観光をしました。
市街地周辺は十分に回ったので、この日は少し遠出をしてみました。
海岸まで足を伸ばしたその様子をお楽しみください。


第6章 日差しの強さに驚愕

今日は遠出をしようと決めたので、まずはその移動手段を確保しなければなりません。
バスやタクシーも悪くはないですが、色々な場所に行くにはそれらは不向きです。
というわけで、今回は原付を利用しました。

台南駅の裏にレンタルしている店があることをホテルから聞き出しました。
まずはそこへ向かい、友人と1台ずつレンタルしました。
50cc、100cc、125ccと3種類ありましたが、今回は最も安かった50ccの原付にしました。
ちなみに車種はヤマハの「Vino」です。


今回お世話になった原付

レンタル料は時間制で、半日か終日かを選択するという方式でした。
終日の選択肢は最初から頭になかったので、半日を選びました。
値段は確か半日で250元だったと思います。

料金にはヘルメットのレンタル代も含んでいました。
手続きは免許証を提示すればよく、盗難防止のために片方の免許証を預けなければなりませんでした。
今回はangelotの免許証を店に預けて、手続きの完了です。

ガソリンは自分たちの負担でした。
台湾のスタンドには日本と違ってレギュラーorハイオクというような分類ではなかったです。
具体的には、ガソリンの種類は数値によって分類されていました。

恐らくガソリンの純度別なのではないかと思います。
レンタルした店から指定された数値のガソリンを入れ、ようやく出発することができました。
数値の種類は3種類でしたが、angelotたちが入れたのは最も純度が低いものでした。
そのときに入れたガソリンの数値は確か73だったと思います。(間違っているかもしれません)

台湾の通行区分は日本と逆で、右側通行です。
さらに台湾では原付で移動する人の数がすごく多く、学生は専ら原付を利用しているみたいです。
それゆえに、道路にも原付専用の停止位置があるんです。

場所は、自動車の停止線の前方に四角で囲まれているスペースがあります。
そこに原付は停止して信号が変わるのを待つ、という具合でした。

そして運転ですけど、左折は基本的に二段階左折を守る必要がありました。
市街地の交差点の標識にそれらしきものがあったので、小回りの左折は禁止のようです。
右折の場合は二段階の必要がないのは、明白です。

日本で普通免許を取得していれば、運転に関しては何ら問題はないと言えるでしょう。
右側通行と二段階左折にさえ気をつけていれば、後は回りに合わせて運転すれば大丈夫です。

さて、台湾の道路事情はこれくらいにして、早速原付を運転して市街地を脱出しました。
ガイドブックに載っているマップを参考に、安全運転でガンガン走りました。

この日最初に向かった場所は、台南駅から5kmほど西にある「安平古堡(あんへいこほ)」というところです。
オランダ人が築いた要塞で、赤嵌楼と同じ意味合いで作られたもののようです。
年代は赤嵌楼のほうが後に作られたみたいです。

ここは赤嵌楼よりも要塞の雰囲気が残っている場所でした。
高い防護壁、攻撃手段としての大砲、監視のための塔など、必要だと思うものは残っていました。
延平郡王祠で祀られていた鄭成功の像もあり、その英雄振りを伺うこともできました。


立派な石碑の前で


「民族英雄 鄭成功」の像


高さ推定8メートルの防護壁


四方を見渡すことのできる監視塔


立派なガジュマルの大木


大砲の砲口の直径はマルボロボックスと同じくらい


全体像が分かるジオラマ

ジオラマの写真を見れば分かりますが、かなり立派な要塞だったことが分かります。
防護壁の高さと段差によって、容易に攻め込むことができないですね。

一通り中を歩き回り、ここを後にしました。
時間的にランチタイムだったので、近くのコンビニで適当に買い、そのまま海に向かいました。

この日に西側へ向かって原付を走らせたのは、まさに海を見るためです。
周りを海に囲まれているのに、未だ海を見てないのはちょっと勿体無い気がしました。
阿里山に行けなかった分時間的余裕があったので、今日実行したわけです。

時期的にはまだ春ゆえに、海には全く人がいませんでした。
海岸で釣りをしている人が2〜3人いた程度で、まるでプライベートビーチのようでした。

木陰に陣取り、そこで先ほど購入した食べ物を取りました。
そのときに友人が買ったものを見たんですが、なかなか面白い飲み物だったので紹介しておきます。
コーヒーと緑茶をブレンドした飲み物です。


COFFEE GREEN TEAとはどんな飲み物か

緑茶というよりは、甘い紅茶に苦くないコーヒーが混ざっているような味でした。
個人的には嫌いな味ではなかったですが、友人は結構拒否反応を示していました。
こういう意味不明な飲み物を試してみるのも、案外面白いものです。

食事後、海の周りを少しだけ散策してみました。
台湾で去年の最後に日没したことを示す記念碑がありました。
それ以外にはめぼしい物は見当たらず、散策をやめました。
何せ物凄い暑い日でしたから。体力の温存のためです。


「2007年12月31日 17:25」に日没したらしい


砂はめちゃめちゃサラサラ


快晴時の海は最高です

記念碑の写真の角度が正面でない理由は、太陽の位置関係にあります。
正面で撮影しようとしたら、記念碑に光が反射して上手く写らなかったんです。
光の反射がギリギリ写らない角度で撮ったのが、あの写真というわけです。

海を十分に堪能した後、次に向かったのは「億載金城(おくさいきんじょう?)」です。
ここもまた要塞の跡地であり、安平古堡よりも立派な大砲が並んでいました。
もちろんレプリカですけど、その迫力は十分伝わってきました。


唯一の入り口


かなり大きい大砲(写真の老夫婦は日本人でした)


弾薬庫、食料庫、緊急避難場所を兼ねたスペース

原付を使って移動したにも関わらず、これくらいしか行きませんでした。
一番は暑さですが、ガイドブックに載っている数が少ないのも理由です。
原付でアチコチ移動した思い出のほうが多いくらいです。

この後台南の市街地へ戻り、原付でアテもなくフラフラ運転しました。
走るのが気持ちよかったし、時間にもガソリンにも余裕があったので。

ガイドブックに載っている喫茶店みたいな場所で一息つこうと思って向かいました。
しかし、付近まで行くもそれらしき店が見当たらず、結局諦めてバイクを返しました。


一日でめちゃ日焼けした

翌日の予定のために、バイクを返却後、台南を後にしました。
次は更に南にある「高雄(たかお)」という街へ向かいました。
移動に利用したのは、お馴染みのJRみたいな電車です。


料金も格安


高雄駅到着

ガイドブックで目星をつけてたホテルにチェックインし、軽く一休みしました。
特にすることもなかったので、久々に夜市へ行きました。
高雄にもあるらしく、「六合夜市」というところに行きました。

こういう場所へ行ったら珍しいものを食べてみよう、と思うのが普通です。
私angelotもそうでした。が、やはりダメなものはダメなわけで。
「臭豆腐」という珍料理がありますけど、その匂いのキツさに最後まで手が伸びることはありませんでした。

旅を無事に過ごしたい気持ちのほうが強いので、どうしても無難な食べ物を選びがちになります。
この日も美味しいのが既に分かっている水餃子を食して、帰ってきました。


安い割に驚くほど美味い(これで60元くらい)

水餃子や蒸し餃子は、夜市にあるどの店で食べても美味しいと思います。
2〜3店舗食べ分けてみましたけど、どこも外れナシの美味しさです。
バランスを考えると、もう少し色々な食材を取るべきなんでしょうけどね。
それでも夜市で売られている刺身は、食中毒を恐れる余り食べることはできませんでした。

そうそう、前日のレポートの最後に「友人が一大事件を起こして慌てふためく」と書きました。
それは、高雄のホテルに着いて荷物整理をしていたときの話です。
突然友人の顔色が変わり、どうしたのか聞いてみるとこう言いました。
「免許証がなくなってる!!」

バイクを借りるときに店員に見せた後カバンに入れたはずなのに、見つからないと言うんです。
翌日もバイクを借りるつもりだったのに、これでは乗れないということなんです。

一通り探しても見つからないので、高雄駅の交番へと行きました。
必死に適当な英語と台湾語で免許証を紛失したことを説明しました。

移動中の電車の中、バイクを借りた店など、思い当たる場所は全て説明しました。
色々調べてもらった結果、やはり見つからないということで、紛失証明書を発行してもらって事態は収束しました。

と、そのあらましを簡単に書きましたけど、実際は2時間くらいかかりましたから。
乗っていた電車に落ちていないか確認してもらったり。
バイクを借りた店に電話してもらったり。
電話しても担当者がいなくて、折り返しの電話が来るまで長いこと待ったり。

紛失証明書を発行してもらうのにも、交番には滅多にそういう届出がないらしく、用紙をずっと探してました。
警官が用紙に記述し、それをもらって友人は納得しました。

旅にトラブルは付き物とは言いますけど、免許証を失くすくらいで済んでよかったと思います。
重大事故に巻き込まれることに比べれば、まだかわいいほうですから。
当の本人は翌日のこともあって、結構ヘコんでましたけど。

今日は台南市街地を脱出しましたが、翌日は台湾本島を脱出します。
台湾の離島に行きたかったので、翌日はそこに向かいました。
免許証もナシでバイクに乗れたかどうかは、翌日をお楽しみください。

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